出演者・講師プロフィール

出演者・講師プロフィール

舘野泉(Pf)

舘野泉(Pf)

クラシック界のレジェンド、83歳ピアニスト。領域に捉われず、分野にこだわらず、常に新鮮な視点で演奏芸術の可能性を広げ、不動の地位を築いた。人間味に溢れ、豊かな叙情をたたえる演奏は、世界中の幅広い層の聴衆から熱い支持を得て、深く愛され続ける。ピュアで透明な旋律を紡ぎだす、この孤高の鍵盤詩人は、2002年に脳溢血で倒れ右半身不随となるも、しなやかにその運命を受けとめ、「左手のピアニスト」として活動を再開。尽きることのない情熱を、一層音楽の探求に傾け、独自のジャンルを切り開いた。“舘野泉の左手”のために捧げられた作品は、10ヶ国の作曲家により、100曲にも及ぶ。命の水脈を辿るように取り組んだ作品は、拓いたジャンルをも飛び越え、ただそこにある音楽だけが聴くものの心に忘れがたい刻印を残す。
2012年以降はベルリンやデュッセルドルフほかドイツ各地、パリ、トゥールーズ、ウィーン、ブタペスト、チェコやフィンランド、エストニア、モンゴルなどで海外公演を行い、いずれも聴衆総立ちのスタンディング・オベーションで讃えられる。
2016年の80歳傘寿記念公演において、自らに捧げられた作品2つ、左手作品の最高峰ラヴェルとヒンデミット、この4つのピアノ協奏曲を一気に演奏し、満場の喝采を浴びた。2019年は日本のフィンランド国交100周年親善大使として、5月にラ・テンペスタ室内管弦楽団(フィンランド)日本公演を5都市で行なった。2020年は演奏生活60周年を迎える。もはや「左手」のことわりなど必要ない、身体を超える境地に至った「真の巨匠」の風格は、揺るぎない信念とひたむきな姿がもたらす、最大の魅力である。
著書には、「ピアニストの時間」(みすず書房刊)、「絶望している暇はない」(小学館刊)、「命の響」(集英社刊)、新刊「舘野泉フォトストーリー」(求龍堂刊)などがある。
楽譜『左手のピアノシリーズ『(音楽之友社)を監修出版。
南相馬市民文化会館(福島県)名誉館長、日本シベリウス協会最高顧問、日本セヴラック協会顧問、サン=フェリクス=ロウラゲ(ラングドック)名誉市民。
https://www.izumi-tateno.com/